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街並みに主張し、緑の借景と暮すデザイン住宅
海外在住の建て主が、将来自らも住むことを視野に入れて構えた、地下2階、地上2階の住居兼賃貸住宅。
裏手にある森を気に入り購入した土地に、自宅と賃貸住宅との2つのユニットから成る2軒の長屋を上下に重ねるようにして造った。
外壁は手仕上の温かみを感じさせるコンクリートのはつり仕上げ。
道路に面する南側の外観は、街並みに対する”顔”としてフォーマルな印象となっている。
構造に工夫し断熱材で包んだことで、内部のおよそ半分が外気温に左右されない空調フリーの空間となり、快適で寛げる住まいとなった。
立体タイルによる大型透かし積みスクリーンが内部空間の主役に。
裏手の森から取り入れた緑の借景はインテリアの一部となっている。
内、外ともに洗練されたデザインで、2011年のグッドデザイン賞を受賞した。
外観1
外観の夕景。
大きな窓ガラスから漏れる光は人の気配を感じさせ、街並みに対して温かい雰囲気を演出している。
外観2
はつり仕上げのコンクリートがぬくもりを感じさせる、南側外観。
外観3
2階リビングルーム下には4mほどの奥行きがある跳出しスラブが。
住宅ポーチ
スラブ下にある住宅ポーチ、玄関。
ドライエリア
裏手にある地下2階のドライエリア(空堀り)。
森の景色と、光や風を室内に取り込む。
北側居室
ドライエリア越しに北側の森の緑を望む。
左手には地下へ向かう階段が。
南側居室
右手にある、立体タイルを透かし積みしたスクリーンが空間の主要素に。
土捏ねして焼成したタイルが温かみを感じさせる。
廊下
トップライトからの光が届き、奥行きを感じさせる廊下。
キッチン
40㎡と広々としたダイニング・キッチン。
アイランドキッチンとテーブルが一体化したカウンターを中心に、北側にはガスコンロがあるカウンターを壁付け。
西側にはパソコンなどを置くワークスペースとして、木製のカウンターを造作した。
リビング・ダイニング
1階はパブリックゾーン、プライベートゾーンに分け、それぞれが回遊できるように。
バスルーム
プライバシーを確保しつつ自然光を取り込んだ明るいバスルーム。
ユーザー
株式会社JWA建築・都市設計
東京都 建築家
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