まるで箱のような平屋。
家が立ち並ぶ住宅街に建っているためプライバシー確保を考慮し、開口を最小限に。

玄関を入ると目の前に現れるのが中庭。

家の真ん中に設けた中庭を中心に、回廊が各居室をつなぐ。

ドーナツのように中心が空洞になっている”ロの字型”の家となっている。

家の中心にある中庭。
中庭の周りをぐるりと廊下と部屋が囲んでおり、全居室からこの庭を望むことができる。
光を最大限取り込むために、屋根は中庭に向かって内勾配となっている。

玄関を入って逆時計回りに進むと、まずは地窓のある和室が。

客間として使うことも想定しており、引き戸で仕切ることができる。

和室の隣にある畳スペース。
パソコンデスクとして使えるカウンターを造作。
カウンター下は掘りごたつ式になっており、足を入れて作業することができる。

南側にはLDKが広がる。
高窓からも中庭からも光が注ぐ、明るい室内。
通気性、断熱性も抜群で、日中は冷暖房いらずだという。

リビング側からダイニング・キッチンを見る。
大開口で中庭と繋がる心地良い空間。
外部の視線、外部からの侵入者などにも気にせず、格別な開放感を味わうことができる。

キッチンはガスコンロを壁付けにし、アイランドカウンターを設けた。
奥様の要望だった大容量の食品庫は勝手口とつながっており、効率的な家事導線を確保。

リビングの隣は洗面とバスルーム、その隣には寝室が続き、生活リズムに合わせた部屋の配置となっている。
バスルームからも中庭の景色を望むことができる。

寝室へとつながる廊下。