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投稿記事
約90㎡のマンションのリフォーム計画です。
住戸に対して3面ぐるりと広いバルコニーが取り巻き、最上階であることの見晴らしと併せて、面積以上の広がりを感じます。
一方では、住戸内には動かすことのできない、上下階とつながる大きな柱状の構造体(ダクトスペース)が3つあり、今回のフルリノベーションでは、それらを上手く間取りに取り込みながら、玄関から続く広くのびやかなリビングダイニングと、機能的にぎゅっとまとめたキッチンなど水廻り、コンパクトな個室という、メリハリのある空間構成となっています。
動かせいダクトスペースの大きなボリュームを逆手に、敢えて大谷石仕上げとすることでオブジェのようなその存在感は、広い空間にさらに奥行き感じさせます。また出入りがしにくく視覚的な障害にもなっていた既存窓下の30cmほどの立ち上がりには、連続性を持たせるために大谷石のステップを設えました。
リフォーム前からお持ちになっていた素敵なビンテージの家具が馴染むよう、白い壁ではなく、ノイズ「斑」・素材感のある仕上げで、場所や材料ごとテクスチャーの違うものを丁寧に組み合わせました。動かせないコンクリートの壁には「大谷石」、梁形には「化粧せっこうボード」、壁や天井に「ジョリパット」、床には節のあるフローリング。「斑」の種類や大きさは違いますが、色調をグレイッシュに統一することにより、家具などの調度品と空間がうまくまとまっています。落ち着いた空間の中にも、子供室やキッチン壁などには、遊び心のあるタイルやクロスをアクセントに。
ブラインドからは柔らかな光が、西窓に設えたウッドシャッターからは美しい光の模様が差し込み、日々や季節を通していろいろな景色・表情を見せてくれます。
株式会社アオイデザイン aoydesign 神奈川県 建築家
アメリカンヴィンテージがテーマの一軒家
ご主人の仕事でアメリカに住んでいたとき訪れたフロリダの、のんびりした空気が忘れられなかったという建て主。 帰国後、落ち着く場所が欲しいと購入した中古物件を、アメリカンヴィンテージをテーマにしてリノベーションすることに。 カラーバランスにもこだわったオリジナルの建具や家具をはじめ、 外壁や駐車場の芝まで総合的にリノベーション。 アメリカンナイズな雰囲気に奥様チョイスのヴィンテージ家具、雑貨がマッチしたセンスあふれる空間となった。
株式会社アネストワン 愛知県 リフォーム・リノベーション
一体感のある空間で家族の気配を感じる家
両親から受け継いだ家を、時代と家族の暮らしに合わせて建て替えた。 角地で人目につく場所のため、プライバシーの確保を重視。 それとともに、街のシンボルとなるような洗練された、印象深い外観を目指した。 外からは複雑そうな造りに見えるが、中の間取りは至ってシンプルで、ほぼひと続き。 ウッドデッキとつながるリビングダイニングを中心とした1階。 2つの吹き抜けで、フリースペースと寝室のある2階につながる。 家のどこにいても家族が過ごす気配を感じられる、開けた明るい空間となった。
マニエラ建築設計事務所 兵庫県 建築家
様式にとらわれない、スタイルミックスの家
ひとつの様式にとらわれることなく、フレンチアンティーク、シャビーシック、モロッカン‥ 様々なスタイルのエッセンスを織り交ぜて作られた家。 例えば、木とアイアンといった異素材の組み合わせ、 または、古いものと新しいものの組み合わせなど、 異なる要素のマリアージュを楽しむことができる。 建て主の趣味やライフスタイルを存分に反映させた、オリジナルスタイルの家が完成した。
有限会社大浦比呂志創作デザイン研究所 神奈川県 建築家
森に包まれたオーベルジュ
ここは伊豆高原の森の中、すり鉢状の敷地に分棟配置されたオーベルジュです。建物と建物の間には傾斜した庭があります。それぞれの棟にバルコニーが設置され、深い庇に護られた居場所となっています。終日、小鳥のさえずりや木漏れ日の下でゆっくりと過ごすために計画しました。
古い集合住宅の持ち味を生かしたリノベーション
ご主人が住み慣れた古い集合住宅をリフォーム。 真新しいモダンな印象に変えるのではなく、 古い建物ならではの味わいを生かすようにリノベーションした。 床には無垢のナラ材やタイル、壁には漆喰を施し、ナチュラルで柔らかい雰囲気に。 建具など細部にもこだわり、 居心地の良いカフェのような空間が完成した。
株式会社アネストワン 愛知県 リフォーム・リノベーション
若ヶ谷の家・竣工後11年の写真
若ヶ谷の家は2003年に竣工し、11年目になる2014年に、再度撮影を行いました。 時を経ても、タイムレスに美しくあり続ける様子を記録したいと、考えました。 敷地の4面のうち2面は道路、1面は用水路を隔てた隣地に接している為、直接の隣地は西面 のみです。それぞれ銀行、郵便局、住宅、集合住宅が建ち、2~3階建ての低層の建物に 囲まれています。 元々この敷地が開けた場所であった為、道路の交差する角は、以前の見通しを確保できるよう 5.5m×9.0mのオープンスペースとしています。 建物は日本の風土の特性を生かした計画です。東西に長く配置しています。また、庇の深さを 1.1mとし、通風と直射光に配慮しています。 熱環境ではパッシブシステムを組み込んでいます。屋根面から集熱した空気をダクトで引き、 夏は排気し、冬は暖気として使います。 システムへ供給される電源は太陽光発電を使い、環境負荷の低減を実現しています。 使用している材料は、木、石、珪藻土など無垢の材料を極力用いています。 時の経過とともに美しく変化する様、デザインしました。
川添純一郎建築設計事務所 兵庫県 建築家
砂丘の名残りと終の棲家
もとは砂丘であった丘の中腹に建つ終の棲家です。周囲には取り残されたかの様な森があり、ここに最小限の家を建てました。敷地のほぼ中央に配置された建物を周囲には、将来の開発に備えて樹木を出来るだけたくさん植え、時間をかけて新たな景観を造ることを目的としました。 終の棲家に相応しく最小限の規模とシンプルな構成から生まれた、エントランスの大階段と立体的な図書館のような空間が特徴です。2階は西と東に開放した大きな窓が、朝日と夕日を感動的に迎え入れます。
滋賀県守山市小浜町にて完成見学会を行います。
滋賀県守山市にて 8月18日、19日 10時~17時 住宅完成見学会を行います。 「L字壁の家」 守山市の琵琶湖に近い古い集落で今回住宅の計画をされました。 古い集落で、ところどころ建て替えが始まり、子世帯が実家近くに新居を 構え、古くから住む親世代と若い子世代が住み集う地域です。 クライアントは、アンティークな素材が好きで、住みながら味わいの出て くる家を望まれていました。 今回の計画では、開きすぎず閉じすぎない周辺の地域に配慮しながらも ハンモックやアウトドアを楽しめるような空間ができないかと考えました。 そこで建物の周りにL字に壁を設け2重のレイヤー状に壁を設けることで、 視線を隠し、光を取り入れ、抜け感のある空間を作りました。 L字に設けられた壁と建物の間の空間は、半屋外空間となっていて、 心地よい風の流れる空間となっています。 また、外壁や内部には、足場板やアイアン、ボルドーパインの床、ラワン天井など、 素材感あふれる素材を多様しています。極力、塗装を行わず、素材本来の良さが感じられるような仕上げとしています。 ご家族の成長と共に木や鉄の素材は使いこまれ、経年変化の感じる味わい深い家となっていきます。 ご家族の個性と家が共に生活を共にしていくことで繋がりやこの地域ならではの 懐かしさが生まれていけばと思っています。
株式会社ALTS DESIGN OFFICE 滋賀県 建築家
借景を望むせがいの家
碓氷川からの心地よい風と竹林を借景に取り込む ゆっくりと時が流れる落ち着いた空間。 やさしく包み込む深い軒と力強く跳ね出した せがい造りのデッキ。 決して気負うことのない普遍的なデザイン。
TEKTON│テクトン建築設計事務所 群馬県 建築家
海をとことん楽しむ遊び基地
まるで風景を切り取ったように、視界を遮らず海の絶景を楽しむ。 朝・昼・夜と表情を変えて飽きる事のない風景を全ての部屋から眺めることを可能にした家。 内装は建て主の希望であるガラス・鉄・白を基調にクールな空間とした。 外観については1・2・3階全ての仕上げを違う素材にしそれぞれ特徴をもたせた。