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投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
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軽井沢の森に静かに佇む、自然と生きる住まい
軽井沢・鹿島の森に経つ住宅。 長い間海外での仕事を終えた施主夫妻は、新たな居住地として軽井沢を選んだ。季節のよい春から秋までの住宅である。 敷地は太くて高い木々が林立した森の中にある。そこでこの森に相応しい、静かな存在感を建物に取り入れながら自然の森に佇む住まいが計画された。 敷地には高低差がある。森の中にあるほんの少し地面が低い光の明るい場所に母屋を配置。母屋は高床式で屋根は高勾配とした。さらに敷地内の各所にとどまらず外観からのアプローチも行った。 母屋内部は玄関からホールの左手をLDKなどのパブリックスペースとし、右手は書斎、浴室や寝室を配した。右手は奥に行くほどプライベートな空間とし、それぞれの部屋において天井の形状や高さをコントロールさせた。 既存の樹木を避けるように雁行型に配置した離れは、床を低く、天井は低勾配とした。冬の積雪を考慮しつつ、和風に仕上げた離れである。 かつては明治時代の植林地で、それ以前は原野だったこの地はあたかも、そもそもの森のよう。それに呼応するように新築されたこの住まいも、時間経過の中で動じない様を見せてくれることだろう。