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投稿記事
天井や壁に用いた曲線形、あえて上部をつなげた間仕切り壁、壁から天井まで一体となった厚みのある左官のテクスチャー、これらのエレメントが組み合わさり、障子窓からのやわらかい光が、はっとするような陰翳のグラデーションを生み出す空間になりました。
53㎡というコンパクトな面積ながら、曲線によってシームレスで繋がる壁と天井に、間仕切壁の上部から回り込む光が、空間に奥行きをあたえています。
一面バルコニーの住戸のため一方向のみからの採光ですが、室内に充ちる光の表情はとても豊かで、意図しなかったたくさんの景色や発見があり、見ていて飽きません。
マンション共用部となる窓には手を加えられず既存のままですが、開口を設計できる新築案件以上に光や風景がデザインされるという逆説的な結果は、今後にインスピレーションを与えるような新たな発見でもありました。
株式会社アオイデザイン aoydesign 神奈川県 建築家
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猫さんもうれしいリビングのキャットウォーク
私は2年ほど前に現在のマンションに引っ越してきました。 以前に住んでいたマンションは新築で入居しましたが、 既成の間取りや設備がどうにもしっくりこず、 毎日の生活に何となくストレスを感じていました。 そこで、自分にとって「居心地の良い住居」を実現すべく、 中古マンションをリノベーション(躯体だけのスケルトン状態にして行う大掛かりな改修工事)するという選択をしました。 住居に対する希望は大きいものから小さいものまで山ほどありますが、 私にとって最も重要なことのひとつは、「愛猫が喜ぶ部屋」であるということです。