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投稿記事
奈良市にある大正時代に建てられた住宅のリノベーション。建物は主に借家として用いられ、何度かの増改築を経て空き家になり放置されていました。雨漏りや蟻害によって柱・梁や土壁が深刻な被害を受けており、庭に増築された水廻りと伸び放題の樹木によって鬱蒼とした状況でした。建替えも検討しましたが、3面道路後退の影響で同規模の建物が建たないことや、お施主様が町屋に住みたいという強いご希望をお持ちだったことからリノベーションを選択しました。しかし土壁を耐震補強し伝統構法で修復するためには新築を超える時間や費用が必要です。また家全体を断熱補強・高気密化すると屋内と屋外が緩やかに繋がった町屋らしい雰囲気も壊れてしまいます。そのためコンパクトな居間を家の中心に据えて現代的な工法で耐震補強・断熱補強を行ない、その周りを玄関・収納・ガレージ・縁側・トイレ・書庫・階段から成る半屋外の「透き間」で囲んだ入れ子状の間取りとすることで、コストを押さえつつ、屋内・半屋内・屋外の3つの領域が重なり響きあうような、町家の雰囲気を引き継いだ住まいを設計しました。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
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借景を望むせがいの家
碓氷川からの心地よい風と竹林を借景に取り込む ゆっくりと時が流れる落ち着いた空間。 やさしく包み込む深い軒と力強く跳ね出した せがい造りのデッキ。 決して気負うことのない普遍的なデザイン。
TEKTON│テクトン建築設計事務所 群馬県 建築家
自然を受け入れ、森と共存する家
閑静な住宅街の行き止まりにある、小高い山に立つ一軒の家。 駅からおよそ10分という立地にも関わらず、まるで山奥にある別荘のような、緑に囲まれた邸宅だ。 敷地が道路から10mほど高いところにあるため、2階建てでありながら、高さはビル5階に相当。 道路から玄関へと続く64段もの階段を上れば、眼下には雄大な景色が広がる。 眺望を存分に楽しむため、2階のLDKにはL字型の大きな窓を配置。 ダイニングからは大阪平野を一望、 リビングでは森の緑を堪能することができる。 自然に囲まれた敷地環境を最大限に生かした空間となっている。
マニエラ建築設計事務所 兵庫県 建築家