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投稿記事
天井や壁に用いた曲線形、あえて上部をつなげた間仕切り壁、壁から天井まで一体となった厚みのある左官のテクスチャー、これらのエレメントが組み合わさり、障子窓からのやわらかい光が、はっとするような陰翳のグラデーションを生み出す空間になりました。
53㎡というコンパクトな面積ながら、曲線によってシームレスで繋がる壁と天井に、間仕切壁の上部から回り込む光が、空間に奥行きをあたえています。
一面バルコニーの住戸のため一方向のみからの採光ですが、室内に充ちる光の表情はとても豊かで、意図しなかったたくさんの景色や発見があり、見ていて飽きません。
マンション共用部となる窓には手を加えられず既存のままですが、開口を設計できる新築案件以上に光や風景がデザインされるという逆説的な結果は、今後にインスピレーションを与えるような新たな発見でもありました。
株式会社アオイデザイン aoydesign 神奈川県 建築家
- 大判タイル
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バリのリゾートホテルをイメージした寛ぎ空間
築20年のマンションを、建て主の好みとライフスタイルに合わせてリノベーション。 ご夫婦おふたりで暮らす住まいは、お互いの気配をいつでも感じられる空間にしたいとの希望。 そこで2LDKだった間取りを一新し、ワンルームの開放的な空間へと生まれ変わった。 ひと続きのLDKの中、リビングの一部には新たに壁を立ち上げ、半個室の隠れ家的スペースに。 寝室として利用している。 何度も打ち合わせを重ねてデザインを決めたオリジナルのキッチンや、奥様のデザインをもとに造作したオリジナル建具など、細部にまで建て主のこだわりが詰まった家となった。 内装のデザインは、建て主が以前から好きだったというバリテイストに。 床は白の大判タイル貼り、天井にはダークブラウンのクロスを使用。 リビングには建て主お気に入りの絵が映える、朱色のアクセントウォールが。 色のコントラストがアジアンテイストの家具を引き立てている。 ご夫婦ふたりでゆったり寛げる、バリのリゾートホテルのような落ち着いた住まいが完成した。
株式会社スタイル工房 東京都 リフォーム・リノベーション