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投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
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3世帯5人が助け合って暮す“みんなの家”
夫婦とその子供の子世帯と夫の父、そして妻の母、合わせて3世帯5人が暮す特殊なケースの3世帯住宅。 それぞれ伴侶を亡くし、長年1人暮らしをしてきた夫の父と妻の母。 これまでずっと違う環境で過ごしてきた夫の父と妻の母が一つ屋根の下で快適に暮らすためには、様々な配慮が必要だった。 建物は地下1階地上2階建てのRC造。 外断熱や太陽光発電や屋上緑化を取り入れ、省エネを実現した。 内部空間は、個々のプライバシーをしっかり守りつつ、家族が助け合える構成に。 地下は子世帯のためのプライベートスペース。 建築家である妻の仕事場、趣味の音楽を楽しむためのホール、子世帯の寝室を配した。 1階にはダイニングと夫の父の部屋を、2階にはリビングや和室、妻の母の部屋を配置。 1階ダイニングと2階リビングは、3世帯の共有スペースとなっている。 各々の生活に対応するため、玄関は3つ設けた。 夫の父は脳梗塞の後遺症で半身マヒがあるため、部屋はバリアフリーにしてダイニングと繋げた。 妻の母は元・看護師で、そのキャリアを生かして父の介護をしている。 親戚としてではなく、患者さんとして父と接していると母は話す。 家賃や食費がその報酬だと考え、仕事として父の介護をしているそうで、父にとって母は頼れる「お抱えナース」のような存在。 子供と孫と、手厚く介護してくれるナース…家族みんなに見守られ、安心して暮している。 家族それぞれの暮らしを大切にしつつ、見守り、助け合う。 3つの世帯が快適に暮らす「みんなの家」が完成した。
AtelierODK 東京都 建築家
豊かな共用空間で3世帯を繋ぐ、大らかな住まい
両親と姉妹それぞれの世帯が暮す、”3世帯住宅”。 もともと姉夫婦が長男誕生後に実家で両親と同居しており、間もなく妹夫婦にも長女が誕生。 「みんなで実家で暮らせたら」との思いで、総勢8人が暮す3世帯住宅へと建て替えることになった。 敷地は南北に縦長く、面積は約47坪。 限られた広さだが、私室を小さく抑えて共用のスペースを広くとることで、狭さを感じさせないゆったりとした住まいとなった。 吹き抜けになった共用階段や子供用のスタディスペース、屋上テラスといった共用スペースを家の中央に配置。 1階は共用の玄関とご両親世帯の住居。 2階、3階は階段を中心にして、姉世帯と妹世帯の住居を南北に振り分けた。 1世帯あたりの占有面積は約15坪ほどになるが、共用スぺースにゆとりをもたせたことで広がりのある空間が実現。 吹き抜けにある子供用の書斎はどの世帯からも目に入る位置にあり、家族みんなで子供たちを見守ることができる。 休日は屋上のテラスでみんな一緒に食事をしたり、3世帯の共同生活を楽しんでいるのだそう。 各世帯のプライバシーはしっかり守りつつ、お互いの気配を感じながら程よい距離感を保って生活をしている。 家族が繋がり、家族みんなで子供たちの成長を見守ることができる大らかな住まいが完成した。
田口知子建築設計事務所 東京都 建築家