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投稿記事
高梁川の東側にあたるこのエリアは、豊かな水に恵まれ昔から水田が拡がり、焼杉に漆喰壁の農家住宅が点在していました。近年幹線道路が整備され、市中心部へのアクセスが便利になったことにより、急速に住宅が立ち並ぶようになりました。この敷地は南北に住宅が迫っていますが、西側の土手方向には大きく拡がりがあり、この拡がりを住宅に取り入れることを端緒に設計を進めました。黒の下屋部分には水廻りを集め、また白の2層部分には各居室を集め、中央の吹抜け空間を介して南北明快に分けています。延床約28坪程度とやや小さめの住宅ですが、中央に大きな吹抜け空間を作ったり、各部屋をあまり間仕切らずに開放的な作りとすることで、28坪とは思えない程の拡がりを感じれるようにしています。外観はこのエリアに昔から佇む焼杉に漆喰壁の住宅の外観を踏襲し、歴史の延長線上に位置するデザインとしています。
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アンティークに囲まれたアトリエで暮らす
布を細かく裂いて織り上げる「裂織」という織物を使って一点物のバッグを制作している奥様。 東日本大震災で家を失い公団で暮らしていたが、バッグ作家である奥様が作業するには何かと不便なことが・・・ 「アトリエが欲しい」そんな思いをきっかけに、家づくりをはじめることになった。 アトリエとして来客を迎えるため、1階部分は全てパブリックスペースとして考え、プライベート感を排除。 訪れた人が土足で行き来できるよう、1階アトリエスペースとその奥のダイニングキッチンは全てコンクリート敷きの土間とした。 2階はリビングと寝室、水回りを配したプライベート空間。 土間仕様の1階とは異なり、ヘリンボーンのフローリングで落ち着いた雰囲気に。 オンとオフのメリハリのある生活を楽しんでいる。 旅行はたいていアンティークショップ巡りというほど、古い物が好きな建て主ご夫婦。 コンクリートや古材、スチールといった素材で構成された空間は古いファクトリーのようで、手持ちの古い家具や雑貨がよく映える。 大好きな物に囲まれて、手仕事に励む日々を過ごしている。
さくま建築設計事務所 宮城県 建築家