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投稿記事
築31年の古いマンションを、「カウリノ」のデザインを参考にして、カッコイイ部屋に生まれ変わらせました。
このマンションには構造上壊せない壁が多く天井も低かったのですが、
逆にその閉塞感を「隠れ家風」と捉えてステージングを施した結果、
大人たちが集まって美味しいものを食べたり飲んだりしながらワイワイと楽しめる
自由でオシャレな空間となりました。
狭くても寛げる、そんなお部屋です。
株式会社フォーラス&カンパニー 大阪府 不動産会社
- 市街化調整区域
- タグをクリア
都市と郊外の狭間、緑の中に浮かび上がる家
静岡駅から車で約10分ほどの場所、なだらかな斜面に広がる茶畑の緑のなかに、白いコンクリートの家が佇む。 風致地区*と市街化調整区域*の境目に位置し、敷地面積およそ174㎡、建蔽率40%、容積率60%という条件。 高さ制限に加え、敷地の30%を緑地とする規定もある。 そんな厳しい条件のなか、北から南に傾斜している土地を利用して地上1階、地下2階建ての住まいを計画。 1階のエントランスホールから半階下がったところにアトリエを、半階上がったところには客間となる和室を配置。 2階にはリビング・ダイニングや寝室を配し、プライベートなスペースに。 高さは制限内に納めつつ、豊かな生活空間をつくりだした。 建物の周囲には樹木やハーブを植え、既定の緑地を確保。 緑の中に浮かび上がるような住まいとなった。 2階東側のダイニングに配した横長のFIX窓からは、茶畑の緑を借景。 豊かな自然を享受し、心安らぐ空間が完成した。 極上のロケーションを最大限に有効活用した贅沢な住まいで、穏やかな暮らしを送っている。 *風致地域…都市計画法において、都市の自然美を保全するために定められた制度 *市街化調整区域…都市計画法において、市街化が抑制された区域
久保田正一建築研究所 静岡県 建築家